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May 28, 2005

紅い深淵

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1周年記念研究会は、この後10時半から。
coming soon!

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音源チェック中の赤い魔女さん

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詳細は、後日!

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May 27, 2005

ギプス

 え~と、皆さまご無沙汰いたしておりました。ご無沙汰の訳は、今回の話に関連している…わけではござりませぬ(苦笑)。


 「私がギプスをはめると、
   何か面白いことが起る…必ず」 環

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 ということで、僕もギプスをはめてみることにしました。ことのおこりは、昨日のお昼過ぎ…

 今週はひきこもり続きで久々の外出&上天気に、ついついチャリを快調に飛ばしまくる。そのままの勢いでT字路を左折したら、なんと減速中のバイクがいやがりまして、正面衝突しかけたですよ。どうみても100%こっちに非がある状況だったので、兎に角慌てて急ブレーキをかける。そしたら前輪が完全にロック状態(流石プジョー、ブレーキの効きもバッチリ過ぎるくらいだよ…なんて言ってる場合ではない)で、気がついたら体が中に浮いていたという。なんか、時間の流れが急激に遅くなっていく。そう言えば、以前にもこんなことがあったような…デ・ジャ・ビュ…かな?

小五の夏休み、翌日からの林間学校に持っていくお菓子を友人たちと買いに行くべく、喜び勇んでチャリで出かけた。近所の急坂でも構わずに思いっきりペダルを踏んだところ、ハンドルが激しく震え始めた。怖くなり思わずブレーキをかけると、激しい衝撃が感じられ、世界が暗転した。

 結局上半身を叩き付けコースを、左腕で支える形になっちゃったわけだ。まぁ、おかげでアスファルトへの顔面スライディングはなんとか避けられたんだけどね。左腕から来る鈍くも強烈な痛みで、30秒くらいは動けなかったよ。でも、なんとか回復して、バイクの爺さんに「すいません。こっちは大丈夫です」って言ってまたチャリに乗ったわけだ。ここは自宅から3k強地点だったんで、引き返せば精々10~15分くらい。んで、即医者に行くという選択もあったわけだが、とりあえず指は動くし確かに痛いけど捻挫とかなら、湿布薬でも貼っておけばなんとかなるだろう。何より今日こそ、俺さまは映画が見たいんだよ!結局チャリを漕ぎ出した方向は、都心に向かってたわけだ。左手でハンドルを握ることはできないけど、時間的には片手運転でゆっくりいっても無問題。途中、雪谷大塚のドラッグストアで7枚入りの湿布薬を買い、1枚をつける。なんとなく効いてるような、効いてないような微妙な感覚。そう言えば、以前にもこんなことがあったような…デ・ジャ・ビュ…かな?

どこかから子供の火が付いたような泣き声が聞こえて来る。その瞬間、自分が誰かに抱きかかえられた。坂を降り切ったあたりにある酒屋さんだった。その時初めて、泣き声が自分のものだと気づいた。痛さよりも恥ずかしさを強く感じて、お礼をいうと友人の家を目指してチャリを漕ぐ。今大事なのは、林間学校に持っていくお菓子を買いに行くことだし。ところが、友人は待ちきれずに出かけた後だった。応対に出た友人の母親は、いつになく怪訝そうな表情を浮かべている。「大丈夫?」「はい、じゃぁ来た事だけ伝えてください」落胆しつつ帰宅した。痛む左腕を水で冷やそうと洗面所に行くと、鏡の中にカジモドがいた。転んだ時に、思いっきり唇を噛んでいたのだ。これじゃ、おばさんビビルよな。結局、腕の痛みが引かないので親に言って、病院に連れて行ってもらう。結果は左腕骨折で、夏休みは林間学校はおろかほとんどがギプス姿で潰れることになったのだ。

 それでもスタート10分前にFOX試写室につく。席を確保してから、洗面所に行き、今度は2枚で手首全体を覆う形で巻きなおしてからエレクトラ鑑賞。試写が終わる頃には、左腕の方はなんか痛いよりも痺れてきたみたいな。でも保険証も持って無いので、今さらこのあたりで医者にいくわけにもいかないにゃぁ…と、予定通りにバットマン ビギンズの披露試写にもいくことにする。合間に入った丼物屋でも、既に左腕で丼が支えられず悪戦苦闘(苦笑)。開映前に再度湿布薬を貼りなおすも、最早いいわけにもなってくれない。それでも、途中から痛みを意識しなくなるくらいにバットマン ビギンズは面白かったよ。無理に来てよかったよ。両作については、あらためて書きます。試写終了後は、いつもより時間をかけつつ、やっぱりチャリの片手運転を敢行…つうか、片手が使えないと、チャリを畳んだり、駅や電車内に持ち込んだりする方がむしろ大変なんですよ。12時過ぎに帰宅しましたが、手首付近の鈍い痛みはドンドン増してるみたいだね。とりあえず、明けたら近所の外科に行くことにする。その病院に行くのは実に30年ぶりくらい。前回行ったのも、デ・ジャ・ビュ…じゃなくて、小5の骨折時なのだ。

 とは言え、病院自体は昨年建て直されたばかりなので、以前のいかにも病院的な印象は全く残っていなかった。医者に事情を説明してから触診(痛いんですけど…)、レントゲン。そして出された診断は…当然ながら左腕骨折。レントゲンを見つつ
「ここが折れてるのが判りますね」
「はい」
「で、この手首との関節部分にズレが生じてるのが判りますか」
「はぁ…(よくわからんし)」
「このズレが2ミリ以上だと、後遺症が残る可能性が高いので手術することになります」
「へっ!!!(おっさん、マジかよ。骨折っただけだろ。ギプスであてときゃ繋がるんとちゃうの???しゅじゅちゅはいやでしゅ。勘弁してください)」
「でもまぁ、ギリギリ2ミリだから一応許容範囲ですね。痛いですけど位置を直す治療をして様子をみましょう。ただ、今後の状況によっては手術が必要になる可能性があることはご留意ください。じゃあ、そこに横になって」
「はい。(何だ驚かしやがって。でも、今痛い言いましたか?あっ、そこ痛いんであまり触って欲しくないんですけど。そんなあーた、ぐりぐりって、痛い痛い、マジで痛いです。イタッタタタタタタ…転んだ時より間違い無くイタイゾ。未だ続くですか、勘弁して~~)」
「はい、それではこれで様子を見て、週明けに完全なタイプのギプスをつけますから。患部を温めるとよくないので入浴とお酒は控えてください」
「ふぁい(今は、痛さでなんも判断できんす)」

 病院を出てピッチを見ると、昨日中途半端に流した情報を心配してくださっての、メールや着信がいくつか。ありがたいことです&ご心配かけてすいません。なになに“生きてるか?まさか…首の骨とか…ナイナイ”早速コールバックしてみる。
「もしもし?」
「やぁ、首じゃないよ。頭蓋骨だよ」
「えぇ~~~~っっっっっ!」
「嘘だよん。左腕だ」
相手はマジで一瞬、ベッドの上で頭を器具で固定され、耳元においたPHSに話している僕を想像したとのこと。イマジネーション素晴らしすぎます!…つうか、頭蓋骨陥没したら死ぬかましでも話せないって。直接電話で話すのは久々だったので、ついつい長電話をしてしまう。一つ問題だったのは、PHSで話していると、ギプスじゃ家の鍵は開けられないってことだな。家の庭先をうろつきながら、電話してたみたいな。端からみたら思いっきり不審者っぽかっただろうな(笑)。

 時間はお昼を回ってしまったが、とりあえず今日最初の食事をとることにする。片手で何ができるかやってみようとベーコンエッグにチャレンジするが、片手だと卵を割るのも一苦労。それでも、焦げた塩胡椒の香がしてくると、無性にビールが飲みたくなった。そう言えば、頭にあげた『ギプス』の中でも、佐伯日菜子演じる環が飲む冷えたビールが美味そうだったよね。あれは偽ギプスだとの意見もあるかもしれないが、尾野真千子演じる和子と飲むところは、設定的にはものほんギプスだったし…などと思ってるうちに、ビールのプルトップが開いてました。片手でペットボトルを開けるのは大変だけど、プルトップは楽でいいやね。あぁ、美味しい。飯を食べ終わったところで、残ったビールで痛み止めを流し込む。
ロキソニン錠
効能:炎症や痛みを押さえる薬です。熱を下げる薬です
注意事項:(前略)また、飲酒により薬の作用が強く出ることがありますので控えてください。
え~っと、この場合強く出る=熱が下がりすぎる…と思ったですが、なんかギプスの中が燃え上がってるようなんですけど(自爆!)。明日の呑み会では…考えないようにしよう。

 そんなわけで、一月強は不自由な日々が続きそうで、憂鬱といえば憂鬱ではあるけれど(チャリ移動ができないのが、一番辛いっす)、不自由な中にも普段は気づかない経験が多々ありそうなんで、前向きにやってこうと思います。でも、僕が環のような態度をとっても、誰も相手にしてくれないんだろうな(当たり前だ)。

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May 13, 2005

“注目のDVD!”追加&注目ではない(笑)『キラー・アンツ』

 同時発売の『サスペリア』関連はとうに扱いが始まっていたのに、肝心要なこっちはどうなってるんだ!…とヤキモキしていたご同輩も少なくは無いであろうとかってに決め付ける(爆!)今年度の最重要DVDソフト映画はおそろしい ホラー映画ベスト・オブ・ベスト DVD-BOXですが、漸くamazonでも取扱が始まったね…ってことで、『映画は~BOX』はじめ8作品を“注目のDVD!”に追加しました。

 『映画は~BOX』は予想した範囲だけど、やっぱりちょっと高めの¥15,120(税込)(amazonで予約なら¥12,096(税込))。さらに、発売元頁を見た限りでは解説リーフレット以外の特典はフォト・ギャラリーとしか書かれていないのがちと寂しいけど、タイトル的には怪奇映画ファンにとってmust!な逸品ばかりなので、絶対にお買い逃しなさらぬように早目に注文しませう。んで、よろしかったら、僕のアソシエイトにご協力をm(__)m。なお、先のエントリーで8月発売予定と紹介した『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』@紀伊國屋書店は、発売延期となったそうです。

 それにしても、今回追加したタイトルを見ると、内容は兎も角としてビッグタイトルであることには変わらない『ゴジラ FINAL WARS』に併せてって感じなのかな?やけにモンスター映画が多いよね。『吸血怪獣ヒルゴン(“の猛襲”をとっちゃったのは何故だろう?)/魔の谷』の2in1なんて、ほんとよくぞ出したりってマジで感心するよ。ズタ袋みたいな着ぐるみのヒルゴンに、どうやったって蜘蛛には見えない巨大蜘蛛モドキの競演だもんな。ホント、嬉しすぎです。僕的には評価が定まってる『怪獣ゴルゴ』よりも、絶対こっちを優先して買っちゃうね(笑)。つうことで、参考画像は米版『ヒルゴン』の2in1版(CW/『叫ぶ頭蓋骨』)。

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 この他では最終的には欲しいけど、僕でもいきなり新譜は買えないにゃぁ…な新作では、輸送中のチュパカブラが客船内に逃げ出しパニックになるらしいデビルズ・タイド(7/2 パンド ¥5040)、『スポーン』の監督による遺伝子操作雷魚パニック『フランケンフィシュ』(7/6 SPE ¥3990)、UFO製作巨蛇パニック第4弾『ボアvs.パイソン』(7/6 SPE ¥3990)、同じくUFOの遺伝子操作鮫パニック『生体兵器 アトミック ジョーズ』(7/8 タキコーポレーション ¥4935)なんてのもあるですね。リリースされたら、早速オークションのアラートを設定しなくちゃ(笑)。

 今週は火・水の二日間に集中して8本の試写(内6本が中篇ホラーで、残り2本もファンタ系。我乍ら徹底していると言うか、偏っていると言うか(苦笑))を観に行ったが、それ以外は原則家にこもって黙々と作業に没頭する(…つもりだったけど、集中力が続かないのもオヤクソクだ)。でも今日は、TSUTAYAのレンタル半額デーの初日だったので、とりあえず借りてきて作業中にバックアップをとっちゃえばいいかと、地元の駅のTSUTAYAに行ってきた。んで、半額対象の旧作を4本手にとるもイマイチ充足感がない。それで結局、半額対象外の新作コーナーで、ちょっと気になっていた(いや、正直に書けば、あたぴの屑ハートを鷲掴みにしていた)キラー・アンツ 巨大殺人蟻の襲撃も併せて借りてみた。それで他の4本のバックアップをする傍らで、これだけはついつい見ちゃったよ(苦笑)。

 因みに発売元の紹介頁に踊る惹句は、“VFXスタジオの雄 UFO 制作昆虫パニック最新作!!ビルは巨大な蟻の巣窟と化す!!”でも、オープニングには、円盤が飛ぶ御馴染みUFO社のロゴが出てこない。しかも監督はヲタクズ野郎の極北、フレッド・オーレン・レイじゃんよ。クレジットを見ててもよく判らんのだが、UFOはVFX部分のみ参加ってことかな?まぁ、格別にUFOだから見たいと思ったわけじゃないんで、無問題だけどね。

 あるインテリジェントビルに運び込まれた観葉植物。それはテロリストがプルトニュームを隠していたのと同じ船で輸送されたもので、輸送時に高濃度の放射能を被爆していた。そして植物の鉢の中に巣くっていた蟻は、その影響で突然変異を起こして巨大化し繁殖!ビルに居合わせた者たちは、次々にその獲物となって行く…

 いやぁ、今時放射能の影響で巨大化だよ。ORの発想って、せいぜい60年代くらいまでで完全に止まってるよな(まぁ、脚本は別人なんだけど)。なんか作品のムード自体は、ミスターBIGの『巨大蟻の帝国』をちょっと髣髴しないこともない(勿論『巨大蟻~』の方が、未だ親しみが湧くけどね)。巨大化した蟻は、群れの場面とかは一応CGIだけど、体長1メートルくらいのが人を襲うところは、アニマトロニクス…つうか、ハリボテ・モデル!昔ながらの抱きかかえ撮影があったりで、苦笑には困りませんな。襲われる中に、あまり意味無くグラビアモデルが二人いるあたりは、まごうかたなきOR印だな。

 つうことで“B級でもVFXだけは最新作”みたいな期待をすると裏切られちゃうけど、普通に廉っぽくもどこか懐かしいジャンク映画を見たい向きにはお薦めかな。とりあえず、データはバックアップしといたけど、焼かずにしばしはヤフオクを狙うぞ。

 なお『キラー・アンツ』と言えばもう1本、巨大化してない普通のアリさんがたかりまくる中で演技するって大変そう…な気分だけは満点な、アラン・ランズバーク総指揮のテレフィーチャー『キラー・アンツ 蟻/リゾートホテルを襲う人喰い蟻の大群』もありますので、お間違えのないように…って、もうこんなの置いてるレンタル屋もないか(笑)。

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May 07, 2005

GAYOで『特攻ノルマンディ』!

 GWのホラー映画特集はどうなっちゃったんでしょうね>ぢぶん(苦笑)。いや、一応悪の遠距離茶飲み仲間様迎撃ネタを枕に、いくつかの書きかけネタはあるんだけど、途中まで書いては別ネタに移ったりで、まだ一つもちゃんと書上げておりません。多分明日から1日置きくらいに2作品づつアップしても、来週後半くらいまではそっち限定でネタ自体は持ちそうなんだけどね。まぁ、聞き飽きたかと思いますがボチボチいきますですよ。

 最近、家での作業中には必要な資料映像以外のBGVを、極力テレビに映さないようにしている。それだけ、糊口を稼ぐためにと割り切ったお仕事が切羽詰ってきているということなのだが、必ずしも自分の嗜好と一致しない作業にはなかなか集中力を持続出来ないんだよね。それで結局ここには書き込まずとも、ネットに逃避している時間が長くなる。それがドンドン加速して、昨日は以前、ほくとさんのblogで知ったパソコンテレビ[ギャオ]に初めて繋いでしまったですよ。正直首都圏に住んでいる身としては、一般的な意味での新作を、ネット環境で観ることにははっきりいって期待はしていない。やっぱ、小屋かレンタルで観た方が、視聴環境は間違い無くいいわけだしそれがそんなに困難なわけじゃないからね。だから映画頁のトップあたりに掲載されている『エデンより彼方へ』とか、『タイム・ライン』とかには全く興味は湧かないわけだ。こんなもんかと思いつつ、映画プログラム頁をぐっとスクロールしていったところ、映画情報番組のさらに下にあたぴの琴線を思いっきり揺さぶるプログラムがあったですよ!題して…

“世界Z級洋画劇場” ランクを超越した至宝の数々!

 至宝ですぜ、至宝!いやぁ、言うに事欠いていくらなんでもそりゃないだろうと思いつつ、現在視聴可能なタイトルをチェックしてみる。すると5月12日正午まで視聴な作品として、こりは僕の趣味ではないだろうって感じの『それゆけ!ハイレグ消防隊』と、ユーロ系だけどやっぱり微妙な『フェラーリの鷹』がストリーミング中。そして5月19日正午まで視聴可能な作品として、ちょっと気になる英国製サスペンス『ブラック・ハンター』と共に、運命の巡り合わせの皮肉を感じさせるタイトルと遭遇したですよ(苦笑)。

特攻ノルマンディ(劇場公開タイトル『激戦地』
(あれっ?個別紹介頁にリンクしても、トップになっちゃうんだ。だったら映画番組頁の下の方を参照-苦笑-)
LA LEGIONE DEI DANNATI
1969年/イタリア映画/73min

監督:ウンベルト・レンツィ
出演:ジャック・バランス、クルト・ユルゲンス、トーマス・ハンター

そして番組紹介頁には記載はないけれど、3人の脚本家のトップにクレジットされているのは、僕がもっとも唾棄する監督であるあの“だりお・あるじぇんと”だ。前回の「あ」研で赤い魔女さんが解説してた奴じゃん。これって。僕に対する挑戦かぁ?!。勿論視聴登録をして(登録は無料です)観てやったとも。無料放映故に、15分ごとくらいにCMが入るし、音声は吹替えでかつ上映時間は前回の「あ」研の資料や全洋画オンライン等の記述よりも20分近く短いあたりは、まさにテレビ東京の『2時ロー』バージョンって感じですか。でも、作業の合間にもう1台のPCにBGV代わりに映すんだったらこれでも全然無問題(笑)。

 英国海軍のアンダーソン大尉(『ジャンク・イン・ザ・ダーク』の笑顔が怖いジャック・パランス)は、ノルマンディ上陸作戦に先立つ重要任務として後続の特殊部隊がフランスに上陸するための機雷撤去任務に就いた。彼の部下は、軍でも札付きの悪ばかり。そんなはみ出し者たちの指揮をとり、アンダーソン大尉は任務を無事に遂行するが後続の特殊部隊はドイツ軍に見つかり殲滅されてしまったのだ。アンダーソン大尉は、若いならず者兵士たちに対し「戦争もろくに知らん若造が生意気な口を聞くな!、特殊部隊の任務は俺達が引継ぐ!」と宣言し、充分な装備もない中で作戦を遂行していく。実はドイツ側で作戦を指揮するのは、アンダーソンとかつて北アフリカ戦線で戦った宿敵アッカーマン(『悪魔のワルツ』などのクルト・ユルゲンス)だったのだ。

 いや、アンダーソン以下連合軍側はぐれ部隊が、上陸後にフランス娘を囲ってたドイツ軍部隊を制圧する件をはじめ、元々なかったのかそれとも今回カットされていたのかはオリジナル版を観て無いので判断は出来ないが、展開の端折り方など気になるところも多々ありつつも、一部から何故か傑作と呼ばれする「あ」本人の監督作品よりは間違い無く素直に楽しめるB級戦争アクションだったよ。流石はレンツィ!…とは、どちらも僕にとっては予告編オンリー監督という認識には変わりないので言えませんが(爆!)。

 因みに、赤い魔女さん謹製の資料から本作についての「あ」本人のコメントを引用すると

 「多くは覚えていない。私の役割はわずかで、脚本のいくつかを練り上げただけだ。正直なところ、これが私の映画だとはまったく思っていない

 とのこと。だから普通に面白いんだよね、きっと(爆笑)。

 やぁ、なんか反「あ」者であるにも関わらず、知人が多い「あ」ファン向けに書いた情報記事なんだけど、本作はむしろB級戦争映画ファンとかが素直に楽しむことをお薦め。また、「あ」マニアの方は、これがあの場で赤い魔女さんが紹介してた作品なんだからということで、一応チェックはしとくべきだすよ。

 最後に戦いの虚しさを吐露するあたり、全く説得力が感じられ無いのもオヤクソクだ!(笑)。ストリーミングは一応19日の正午まで

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May 01, 2005

『1.0【ワン・ポイント・オー】』『オープン・ウォーター』

 昨晩は、mixiオフで5時間以上飲み続けた。でもこれが、ジャンル・ネタで盛りあがりながら飲んでたからか、はたまた終了後に2時間弱のチャリ帰宅だったからか、家につく頃にはすっかり酔いも醒めてしまい、睡魔を呼び戻すために再び家でアルコールを摂取。明けて本日、一度は9時過ぎくらいには目覚めたのだが、どうにも睡魔がふりはらえず、結局昼過ぎまで二度寝・三度寝を繰り返してしまい、今日も思ったほどには作業が進まず。ムゥ、アルコール以外で、睡魔を呼び寄せやすく習慣性や中毒性がなくて入手しやすい物質って何かないもんかねぇ。

 さて本日のネタは、2004年のサンダンス映画祭を震撼させたとのフレコミの、ホラー系作品2本立て!

1.0【ワン・ポイント・オー】(配給:アルバトロス・フィルム

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 プログラマーのサイモンの部屋に連日に渡って届けられる空っぽの段ボール箱。不審に思ったサイモンは、連続して変死を遂げた同じアパートの住人たちにも、同様の空箱が届いていたことと、その中に秘められた恐るべき秘密を知ることになる…。
 一人の若者が、自分のアパートで体験するミステリアスな出来事をダークな映像で描いたSFホラー。気持ち数年前に同じくサンダンス映画祭で話題となった『π』を思わせるムードは悪くないが、物語の構成はちょっとすっきりし過ぎており薄味。それでいて、事件の鍵となる存在が、あまりになんでもありに思えてしまうところも、SFとしてはいかがなものかと。いやこれが、アルバお得意のベタな未公開作品だったらそれでもありだと思うんだけど、作品自体はも少し上のラインを狙ってるみたいだからね。
 主人公のサイモンには『MAY』でメイちゃんの気持ちを理解できないアルジェントをたくのボーイ・フレンドを演じていたジェレミー・シスト。そして彼のアパートの住人たちが『クラッシュ』のデボラ・カーラ・アンガー、『残酷!女刑罰史』のウド・キア(彼が開発している人形つうかロボットの畸形っぽい怪奇趣味とかはいい感じ)、『ネクロノミカン』のブルース・ペイン、『殺人魚フライングキラー』のランス・ヘンリクセンと個性派・怪優ぞろいで、インディーズ系作品とは思えない豪華さだよ(…いや、でも華はないか。それと、あまりにも恣意的な代表作の表記はいかがなものかと>ぢぶん-苦笑-)。

(2005年4月20日 午後3時半~ 映画美学校第2試写室にて)

☆2005年初夏より、シネセゾン渋谷にてレイトロードショー公開!

オープン・ウォーター(配給:ムービーアイ エンタテインメンント

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 バカンスでスキューバーダイビングを体験中に、外海に置き去りにされてしまった一組の夫婦の恐怖を、ノーCG、ノースタント、役者の周囲の鮫さんは全て本物です状態で描いた極限状況サスペンス。低予算の中、やる気と根性で実際の鮫さんとの共演を果たした主演のお二人と、そんな撮影を敢行したスタッフ各位には、つくづく大変だったねぇ~と感心と同情はよせさせていただくけれど、はたしてそれが怖かったかどうかは全くの別問題。最初はとり残されてもどこか余裕と言うか無頓着気だった二人が、次第に不安を募らせていく姿にそこそこ見応えを感じつつも、エンターテインメントとして恐怖を求める向きには不満が残る。やっぱさぁ、作り物でいいから、ケレン味いっぱいに大暴れしてくれなくちゃね>鮫さん(だから、そういう作品じゃないんだって-苦笑-)。

(2005年4月21日 午後1時~ メディボックス試写室にて)

☆2005年初夏より、シネクイント、シネ・リーブル池袋他にてロードショー公開!

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