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September 28, 2004

またまた…小休止

 八重洲や銀座の書店の前で、本日創刊の新雑誌のキャンペーンがにぎにぎしく行われていた。雑誌名は“ニキータ”で、なんでも先行する大人(ププッ)の男性スタイル誌“レオン”の女性版なんだとか。で若いキャンペーン・ガールがしきり、雑誌のアピールをしているので耳を傾けてみると「30代からの大人の貴女が、小娘に負けない方法が満載です」(正確じゃないけど、こんなニュアンス)だそうだ。でも、それを小娘たちが元気一杯に連呼するのって、なんだかとっても説得力無いとちゃうかなぁ。まぁ、オコチャマの僕にはうかがいしれないことだけどね(笑)。

 その後用事を済ませポケットを探るも、さっきまであったチャリの鍵が見当たらない。今度は、鍵の方をチュカパカブラに持ち逃げされちゃったのかよ…

 とりあえず、護身用(笑)のチェーンに予備の鍵をつけてったので困った事態にはならずにすんだが、ぺっとせまたりー帰りだと甦っても厄はついてまわるってことだろうか>マイ・プジョー…ってお前が不注意なだけじゃん>自分。

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 帰宅したら、『僕の彼女を紹介します』『エクソシスト ビギニング』等、気になってる作品の披露試写の案内が何通か届いていた。来週は、結構見たいの多くて忙しそうだぞ(^^)/。でもそのためには、やりかけのお仕事を終わらせないと(^^;;;。

 んなわけで、2・3日、こちらの更新とミクシイのコミュニティの書き込みが停まります。勿論、その間もコミュニティ・BBSへの書き込みや、記事へのコメントなどはどうぞご自由に御活用くださいませ>ALL。ただ、こちらからのご返事等は、しばしお待ちくださいね。

 …つうことで、多分復活時には、今日観た『エレファントマン』『キスとキズ』の試写、及び小屋で観た『バイオハザード2』あたりについて書く予定。では、しばしのお別れ、またよろしくです。

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September 27, 2004

『隠し剣 鬼の爪』『スクービー・ドゥー2 モンスター パニック』

 9月21日、午後1時より松竹試写室で『隠し剣 鬼の爪』(松竹配給)を観る。山田洋次監督が一昨年の『たそがれ清兵衛』に続き、藤沢周平原作に挑んだ時代劇の第2弾で、『隠し剣 鬼ノ爪』『雪明かり』という2短編が原作だとのこと。幕末の地方都市を舞台に、貧しくも高潔な下級武士の日常と葛藤を描いた作りは前作と同じだが、時代劇初挑戦だった前作に比べると、剣戟や武士としての生き様といった部分よりも、主人公・宗蔵と奉公人の娘・きえの純粋なロマンスにやや重きがおかれており、時代劇二作目にしてそのジャンルの方を自分の世界にひきよせたかのような、ゆったりとした余裕も観ていて心地よい。131分という気持長めの上映時間も、体感時間としては決して長くはなかったぞ。きえ役の松たか子は、儚げな存在感のなかに、市井の民としての燐とした気丈さをのぞかせるたたずまいが滅茶苦茶そそられますな。それと、宗蔵の妹志乃に扮した田畑智子って、どこかで聞いたことがあるなぁ…と思いながらも鑑賞中はどうしても思い出せなかったのだが、『お引っ越し』の少女だったんだね。いや、資料を見たらNHKのドラマとかで結構活躍しているらしいのだが、あんまりテレビを見ないこともあって、こんなにいい娘さんに育っていたとは思わなかったよ。なんか、感無量(笑)。なお公開は、10月30日より丸の内ピカデリー2他全国松竹・東急系にてロードショー公開。また、ロードショーに先立って、東京国際映画祭のオープニング作品として、10月23日に先行上映されるので逸早く見たい方は要チェックだ。

 『隠し剣~』がそこそこの長さがあったため、次の上映までには15分強しかない。でも、こういう時にこそマイ・チャリは威力を発揮してくれるのだよ。つうわけで東銀座から内幸町まで10分程度で移動し、午後3時半からワーナー試写室で『スクービー・ドゥー2 モンスター パニック』(ワーナーブラザース配給)の最終試写を観る。御存知『弱虫クルッパー』のVFX実写版の第2弾だ。

 かつて、ミステリー社が解決した怪事件の犯人のコスチュームや像を展示した犯罪科学博物館がついにオープンした。華やかなオープニング・セレモニーには勿論ミステリー社の面々も出席するのだが、そこに突如現れた“仮面の男”により、展示物は盗まれ会場はハチャメチャの大混乱。事態を収拾できなかったミステリー社の信用は失墜してしまう。さらに博物館に展示されていたモンスターの数々が次々と復活し、町にはモンスターが溢れ出す。失われた信用を取り戻すべく、ミステリー社の面々は事件究明に乗り出すのだが…というのが今回のお話。相変わらず他愛なくも、ミステリー社の面々が隣の芝生は青い的に、自らの能力に疑問を持ち奮闘を重ねた末、自身の持ち味に気づいていくという展開は、元気が出るジュブナイルとしてはまずは合格ラインといったところか。中でもメガネの天才少女ヴェルマの恋模様は、段階的に演じるリンダ・カーデリーニの素顔は美人ぶりをきっちりみせてくれて、なかなかキュート。恋のお相手が『オースティン・パワーズ』シリーズのセス・グリーンてのも、なかなかわかってらっしゃる感がりますな(但し、役自体はイマイチ中途半端)。顔だけ女よばわりされてちょっとだけ(笑)悩むダフネ役のサラ・ミッシェルゲラーも、バフィーで御馴染みの武闘派ぶりを相変わらずキュートなアクションで魅せてくれてますな。ゲスト陣としては、TVレポーター役で、なんだかとってもお久しぶりですな登場をするアリシア・シルバーストーンにも大笑(?)。『ヤング・フランケンシュタイン』のピーター・ボイルは、ただ出てるだけって感じでイマイチ勿体無かった気も。

 前作に比べ、バリエーション的にはモンスター度も大幅アップ。でも、あまりにCGI臭の強いその描かれ方は、ちょっと食傷してしまうかも。カトゥーンの定番である、落とし穴が開いてから、気づくまで一瞬の間をおいてから瞬間的に落ちるみたいな表現を、こうした技術でみせてるところなんかは、悪くないとは思うんだけど。なお公開は、10月16日より丸の内プラゼール他にて全国ロードショー公開とのこと。

 んでこの日のこの後は、まーみんぱぱさんの所に行って、『悪魔の刑事まつり』に行ってとここではワープするのであった。ふう、先週は法事等であんまりネタもなかったので、これでようやく追いついたかな(笑)。

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September 26, 2004

『ビハインド・ザ・サン』『沈黙の聖戦』

 9月16日、石原豪人展を観覧後チャリで京橋まで戻り、午後3時半から映画美学校試写室にて『ビハインド・ザ・サン』ギャガアニープラネット共同配給)を観る。今世紀初頭のブラジル、荒涼とした田舎の一角で、二組の家族が果てしない殺し合いを続ける様をエモーションルさと冷徹さを併せ持って描いた秀作だ。復讐といっても、無差別に殺しまくるわけではなく、一人の血に対して一人を殺し、また対する復讐が相手から行われるまでには、殺された者の血が黄色く変色するまでの猶予期間が設けられる。大量殺戮ではないにしろ、やられたらやりかえせで永遠に途切れることの無い暴力の連鎖は、現代でもやむことのない、抗争・戦争の本質をつくやるせなさに満ちている。流石の僕でも、おちゃらけたことは書きづらい力作です。でも、抗争とは別世界に生きるサーカス娘クララを演じたフラヴィ=マルコ・アントニオの瑞々しくのびやかな姿には(核爆!)っす。なお、公開は10月中旬より新宿武蔵野館にてロードショー、以後全国順次公開とのこと。

 その後、軽く夕食を取ってから松竹試写室に移動し、午後6時から『沈黙の聖戦』アートポートギャガ共同配給)を観る。邦題から予想がつくとおり(笑)、スティーヴン・セガールのアクション篇である。ここで問題、沈黙シリーズは何本あるでしょうか?純粋に作品内容に法った、最強コックがテロ相手に大暴れ!という正解は『沈黙の戦艦』とサブタイトル以外には沈黙がつかん(笑)『暴走特急』の2本のみである。だけど、製作元・配給会社はばらばらだけど、とらえずセガールのアクションだからと強引な邦題でシリーズを装ったものは『~戦艦』『~要塞』『~断崖』『~陰謀』『~テロリスト』『~標的』ときて本作で7本目。なんか壮観なような、でもどうでもいいような(笑)。

 つうことで、本作は『~テロリスト』『~標的』同様、B級&劇場未公開作品のメッカとなりつつあるヌー=ミレニムグループによる製作作品。タイの反政府ゲリラに娘を誘拐された元CIAエージェントが、以下省略(爆!)。だって大体想像がつくっしょ(笑)?まぁ、唯一の新機軸としては、セガール自信が信奉するらしい仏教的なバックグラウンドが多分に盛り込まれ、クライマックスの戦いでは仏教VS邪教の呪術対決までが展開されるトンデモ・アクション篇と化すことか。でも、呪い攻撃をうけても、一瞬ウッと眉間に皺をよせるだけなんで、全く効いて無いように見えるのは流石沈黙のヒーロー…ってこれは褒め言葉なのか(爆!)。

 なお本作は、完全版DVDリリース熱烈希望!な『テラコッタ・ウォリア 秦俑』等のチン・シウトンが監督をつとめているので、技の迫力とうより型の妙で見せるセガールの合気道で倒された悪党が、ぴゅ~~んとワイヤーで飛ばされるミス・マッチ感覚がなんとも魅力的ではある(笑)。最近のセガール作品中では、結構いい感じでないかい(…ってあまり説得力の無い比較だな-苦笑-)。なお公開は、10月2日より新宿シネマミラノ、銀座シネパトス、福岡AMCキャナルシティ13他にてロードショー公開とのこと。

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September 25, 2004

叔父の思い出

 母方の叔父が癌で逝去し、その告別式に参列してきた。叔父は寿司屋を営んでいたのだが、お店の常連さんたちが親戚を上回るくらいに集まっていたのが、大らかで人あたりのよかった叔父の人柄を偲ばせていた。

 叔父に関する子供の頃の一番の思いでは、当時月刊少年チャンピオンに連載されていた劇画ロードショーで作品の物語を知り、どうしても見たかったその映画に連れて行ってもらった時のことか。自分から観たい!と積極的に主張して映画館に行ったのは、これが未だ5本目くらい。その映画とは、これ。

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『ジィアント・スパイダー 大襲来』

 漫画版があまりにもカッコよく、これで面白くないわけがない!と確信し、自信をもってねだった僕だが映画が進むに連れ、子供心にもなんだか廉い、物語はマンガの通りなのになんか面白くない、そして巨大蜘蛛は…青森のお祭り?!(ねぶたという名称は知らなかったと思う)…と暗澹たる気分になり、こんな映画を熱心に見たいとねだった自分は、とんでもない愚か者だと思われたのではないかと、このまま映画館の灯りがつかないでくれと思ったほど。でもそんなこちらの気分を察した叔父は、見終わった映画については何もふれず、「もう1本、何か見るかい?」と別の映画に連れて行ってくれたのだ。未だ(屑)作品こそ我が命と、胸をはることができなかった多感(爆!)な少年期の一コマである

 というわけで、今晩はこのビデオを観て在りし日の叔父を偲ぼうと思う(こんなもんで偲ばれたら迷惑かもしれないけど)。

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 叔父の冥福を祈りつつ…

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September 24, 2004

第3回アルジェント研究会 後半戦

 昼食を挿んで第3回アルジェント研究会もいよいよ後半戦。出席予定者も、お昼に電話したら未だ寝ていた約1名(爆)を除き、ほぼ全員揃った様子。最終的な人数は聞き忘れたが研究会は30名弱と、今回もまずまずの盛況だった。

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 今回のメインである『サスペリア』徹底解析&研究は、作品をビデオで上映しつつポイントとなる場面ごとにヤザワちゃんが、詳細検証を加えるというもの。この手のマニアックなイベントは下手すりゃ一見さんお断り的な暴走をしちゃいがちだが、タクシーの顔ネタなど有名どころの話も端折らないあたり、ヤザワちゃんの丁寧なお人柄がよくでている。午後の部だけでも、ほぼ4時間の枠がとってあったにも関わらず、それでも最後には時間が足りなくなってしまうほど、盛り沢山なものとなった。

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 などと書きながらも、ぢつは僕には貫徹明け状態でしっかり昼食とったことが覿面にきいてきて、一番前の席に陣取りながらその頭部がぐるんぐるんと揺れまくり状態(苦笑)。これでゲロじゃなくて生米吐けば、ほとんど『怪談 新耳袋 正座する影』だな!…って、後ろに座っていた皆さんには、スクリーンを見るのにきっと邪魔になってたんだろうなぁ。すんませんねぇ。まぁ、反「あ」による新手のサポタージュ活動だったと諦めてください(爆!)。

 んで、こちらが研究会謹製のプログラム。本当にいつもお疲れ様です。

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 場を居酒屋に移しての二次会は、15名が参加。ここでは参加者それぞれが、研究会では語りずらい愛情溢れる「あ」に対するつっこみを入れまくでり、またまた熱く盛り上がる。まぁ、相変わらず、僕の言質だけには愛情の欠片も含まれていなかったけどな。

 なおこれまでのペースで行くと次回研究会は年末頃ってことにんるのだが、とりあえず年末は誰しも忙しないであろうとのことで、研究会は1回お休み。ただし、忘年会を兼ねての懇親会は行うかも…とのことなので、今後の研究会及び懇親会に興味がある方は、ヤザワちゃんのアルジェント頁をマメにチェックするといいだろう。

 因みに、23日の収穫は、DVD『卒業』(なぜに内山理奈?)1.5k@BOOK・OFF亀戸南店&DVD『レッド・サイレン』(アーシア・A、まぁこの日には相応しいか-笑-)2k@BOOK・OFF14号墨田両国店。

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September 23, 2004

敵状視察その3…AM篇

 ウィッス!眠いっしゅ(爆!)。

 …つうわけで、第3回アルジェント研究会@カメリアホールに、寝坊の危険性を避けるため、貫徹体制で参加してきた。午前9時過ぎに主宰者のヤザワちゃん、協力者のMさんと合流。YASUIさんは、当日海外帰国午後から参加ということで、またまた準備に手間取るかなぁ…と思ったが、やっぱり継続は力って奴ですか?思いのほか、順調にセッテヒングを終えることができたという。

やっぱりピッチカメラは不鮮明(爆!)だが、恒例の看板(笑)。

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セッティング中のヤザワちゃん、Mさん。

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怪しいビデオの山

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今回のメインテーマ『サスペリア』イタリア版ポスター

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 セッティングを終えた時点では、なかなか集合がスローペースで、やっぱりヲタクども…もとへホラーファンに午前中開催は無理だったのか!?…と危惧の念がよぎったものの、研究会スタート時及び若干遅れくらいで、9割方の出席者はばっりり揃ったという。皆、優秀じゃん(笑)。「あ」大予告編大会は、自分でソースを作っておきながら『私は目撃者』の予告からスポットまでの波状攻撃とか、予想以上に長い印象を与える部分があったのはちと予想外だが、まぁ『シャドー』『ゾンビ』国内版予告篇の楽しさで許してつかあさい。その後に上映された、一部で有名な『ゾンビ サスペリア・ヴァージョン』抜粋版は、なかなかの珍品で、僕も素直に観客として笑ろうたよ。んな感じで、とりあえず午前の部は、滞りなく進みました>「あ」研究会。

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彼岸の中日に…6000キロ突破

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 マイ・チャリの積算距離がようやく6000キロを達成した。芝公園の手前で、朝8時ちょい前。長期引きこもりや生死の境目を彷徨ったプジョー君(…って実質そのロスは4日くらいだけど)等で、当初目標を3週間強越えてしまったが、まぁようやく一区切りといった感じだ。

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 とりえず、今日6000キロ突破は予想していたものの、その後目的地の亀戸まで10キロ近く走らなきゃならないとなると、モブログでゆっくりアップしている時間も無いな…と、事前にモブログ用メールをピッチに登録していたはずなのに、いざアップしようとしたら消えていたという(泣)。んで、2行発言でお茶を濁しちゃっただすよ(苦笑)。

 今日は強い陽射しもなく、再びチャリにはよい季節になってきたなぁ…と実感。つうわけで、次回キリ積算距離8000キロは、年内いっぱいを目標にしよう!

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September 22, 2004

『山猫【イタリア語・完全復元版】』『悪魔の刑事まつり』

 多少話題の時制が前後しますが、まぁ、よくあることなんで余り気にしないのが吉ってってことだす(笑)。

 9月17日、午後3時からイマジカ第2試写室で『山猫【イタリア語・完全復元版】』(クレストインターナションル配給)を観る。第16回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したルキーノ・ヴィスコンティの代表作。長さ的な完全版は、数年前のリバイバル上映時にも上映されているのだけど、今回ミソなのはその時は褪色夥しいフィルムだったものを、撮影監督ジョゼッペ・ロトゥントウの監修の下で、完全復元した鮮明画像…いや、鮮明という表現は、ちょっと違う気もする。シチリアの大地を吹きすさぶ埃交じりの強風越しの風景や、貴族といえど埃の付着から逃れられない登場人物など、淡い褐色系の懐かしい画調がいい感じだ。

 美術(調度や衣装)、エキストラなど本物志向による絢爛たる“美”の世界…みたいな部分は、僕には豚に真珠状態で真価を理解したなどと壮言をぶっこく気はさらさらないですが(多分時間的にはインターナショナル版と完全復元版の差分相当の時間を寝ちゃったみたいだし(爆!))、滅び行く野生の獣たる老公爵を演じたバート・ランカスターのダンディズムと、後の怖いオバチャンを多少髣髴させる部分は無きにしも非ずだが、やっぱり圧倒的に美しくバイタリティに満ちたクラウディア・カルディナーレの姿には、思いっきり酔わされたよ。なんか、上映が終わっても珍しく余韻に浸っちゃって、宣伝会社の人に声かけられた時、段差でコケかけた…みたいな(苦笑)。

 なお、本作は10月下旬よりテアトルタイムズスクエアでロードショー公開とのこと。またそれに先立って10月8日~18日の11日間、有楽町朝日ホールで開催される“ヴィスコンティ映画祭”のオープニング作品としても上映されるそうだ。因みにこの映画祭は、短編やオムニバスを含む監督作品19作品を、ローマからとりよせたフィルムで一挙に上映するという多分ファンにとっては垂涎の映画祭になる模様。詳細は、上記リンクを参照のこと。

 9月21日、試写を二本はしごした後、中古ソフト探索をしつつぱぱさんの所に飯を喰いに行く…つうのは、昨日書いた通り。開映15分前くらいにようやく重い腰をあげて、午後8時50分からバウスシアターで『悪魔の刑事まつり』(コムテッグ配給)を観る。今回はそのタイトルからも想像が憑くように、ホラーの要素を盛り込むことが真ルールとか。だけど、結局ギャグ入れるのが鉄則だからなぁ…?また独り善がりの笑えない作品になってるとやだよなぁとかなんとかいいながら、結局都内で上映されたシリーズは全部つきあってるのがなんだかなぁな自分。つうことで、以下上映順に各作品を観てみよう。

 『刑事と友人たち』(監督:織田淳)。今回は1本当りの上映時間が15分以内と、これまでの150%増し!でもそれって、無意味に間延びした作品に繋がりかねないんじゃないかい…とか危惧していたら、とりあえず最初の1本目は、きっちり以内…つうか規定の半分以内のコンパクトさとシンプルな作りがが、幸先のよさを感じさせる好篇だね。ぐるぐるトリップ感覚は、主人公を演じているのが、とらまんの仕掛人の屑山氏、監督がとらまんのオープニング映像を撮ってる人だと聞くと、屑ビ好きには妙に納得と言うか親近感を感じるですよ(御本人達とは面識は無いけど-笑-)。

 『集団自殺刑事』(監督:村上賢司)。劇中で自主上映会に潜入した元映画青年の刑事が、「あまりお客も入っていない」との台詞があったんだけど、少なくとも僕が観たこの日の上映時よりは…以下自粛(爆!)。映画ファンとしては、“夢の映画”についての映画を撮りたい、語りたい気持はよく判るけど、この枠でやると違和感バリバリ。

 『刑事のうごめく家』(監督:三宅隆太)。タイトルのインパクトが全て…しかも、微妙にちゃうやん(苦笑)。三宅さんて、自分なんかの同世代(若いけど)ホラー・マニアの気質はすっごく感じるんだけど、作品のアプローチ的には納得できないことが多いっす。因みに片や(商業公開されても)自主製作、片や商業長篇とスタンスは大きく異なるんで単純な比較は意味をなさないのだけど、“リビング・デッド”フォロワーの新鋭作品としては、まーみんぱぱさんに教えてもらったイギリス映画『Shaun of the dead』が、ゾンビ愛と前向きでコミカルな描写が滅茶苦茶楽しい快作だったよ。もう、思わずクイーンの曲を一緒に合掌もとへ合唱しちゃう楽しさでね。こっちは是非、ロードショー公開して欲しいぞ!

 『刑事発狂』(監督:佐々木浩久)。『血を吸う宇宙 外伝3』って感じですか?正直、もういいです。同じこと繰り返して楽しいですか?楽しいですよね(自分の経験的にも)。でも、これ小屋で金とってみせるんでしょ。製作体制は自主だとしてもさぁ。そりゃ、自分の中にも吉行由美(しかも、オバチャン顔でコギャリー)と諏訪太郎と某配給会社社長が出てきただけで笑っちゃう部分があることは否定しないけど、なんかファンも作り手も馴れ合いで喜んでるみたいな感じないですか?これだけ地歩を固めちゃった人なんだから、もっと別のものが観たいと強く思う!ところで、チラシにあった驚異の立体音響?《デカサウンド方式》って、東京ファンタでは鮮明だったらしい音声が、聞きづらいものになる…ってことですか?(大嘘)。

 『中身刑事』(監督:井口昇)。いやぁ、これはマジで傑作!とりあえず、これ1本でも料金のモトをとったというものである。ホント、“刑事まつり”で傑作二本がこれと『アトピー刑事』って井口監督天災…もとへ天才過ぎ。いや、僕はこの人の自主時代の作品とかAV作品とかは見たことはないんだけど、“刑事まつり”2本&『恋する幼虫』はグロテスクで至福に満ちた究極の純愛映画って点では実に首尾一貫してるよね。でも、首尾一貫がワンパターン、もういいよにならない(見かけ同じは多々あるが(笑))あたりが、語りたいことを語る姿勢が明確だという違いなんだろうね。それこそ、世界の中心で愛を叫んでるのは井口昇だ!…みたいな!?(大嘘)。

 『ほんとにいた!呪いのビデオ刑事』(監督:松江哲明)。どうでも、いいや。呪いのビデオ刑事のビデオにさり気無く配置された廃盤VHSが『悪魔のいけにえ2』、『ビデオドローム』『ザ・ショックス 世界の目撃者』つう、中途半端にメジャーなタイトルが屑ビ好きの気持を萎えさせてくれますなぁ。そこに置くなら、マウントライトかMiMiかAISHINだろう…って、わけわからんたわごとでスマソ。

 つうことで、書けば書くほど悪口メインになりそうなのがなんだかなな感じだけど(爆)、通して観終わっての感触としては全体の纏まりとしては”刑事まつり”シリーズの中では結構ええんじゃないでしょうか。パンピーがどう思うかは定かではないけど、映画ファンを自認する人なら、料金相応の楽しさはあるですよ。なお、公開はバウスシアター(旧ジャブ50の方ね)で、10月1日までレイトショー公開中。

 あっ、でも今許せない事実に気づいたよ。クレジット確認のため、チラシをあらためて見てみたら公開劇場告知の下に「劇場公開窓口にて前売券お買い上げの方に特製魔除カード(非売品)プレゼント!」とあっただけど…もらってないんですけど(怒)。

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September 21, 2004

と、ある中華料理店…と今日の収穫!

 …と言うか、お友達のまーみんぱぱさんのお店の壁面を飾る最新オリジナルポスターの1枚。これは『ロンゲスト・ヤード』の米版リメイクです。

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 ちゃんと、バート・レイノルズ出てるんだね。知らなかったよ!なんか燃えて来るよなぁ…なんて思ったのも束の間、主役はアダム・サンドラー(しかも、監督は『N.Y.式ハッピー・セラピー』のピーター・シーガルなのね)ってどうなんだろう?結構ビミョーでないかい?

 なんて思いつつ、気持ち良く飲んで、食べちゃっいました。この後レイト上映の『悪魔の刑事まつり』大丈夫か?(苦笑)。

 …案外大丈夫だったよ(笑)。作品については、明晩(…っていつもの如く書き直してるから既に今晩か)別途アップします。

 因みに、本日の収穫はdisk union 新宿本館で『ブレイン・ダメージ』の米版DVD半額セールで¥788。中野 recomints で昨年の東京ファンタ上映のスプラッタ・アクション『レコニング・デイ』の国内版DVDが¥1880(内¥500分はポイント割引(^^)/)。『悪魔の刑事まつり』終映後、僕の来襲を警戒してぱぱさんが昼間にチェック済みのBOOK・OFF 吉祥寺店で、ぱぱさんと嗜好がバッティングしなかったと思しき(笑)『ハイジャック 台湾海峡緊急指令』の国内版DVD¥1700。これは、もう1枚残ってたなぁ。後、食人監督ルジェエロ・デオダードの●人もの『サバイバル・ショット 恐怖からの脱出』の中古ビデオを、仙川付近の中古ビデオ店にて¥525で保護。最後の1本は、原稿を書くような状況が発生でもしないかぎり(…つうか、これは発生しても避けたいよ(爆!))、きっと観る機会はないだろうて。

 つうことで、いつもご馳走様です>ぱぱさん。次回は、ゆっくり時間をとってうかがいますので、その時も宜しくっす。

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『弁天小僧』『菊花の香り-世界でいちばん愛されたひと-』

 9月15日、午後1時より『弁天小僧』(角川映画配給)の試写を観る。試写室に向う途中、たまたま電話をかけてきた鷲巣さんの「何で、君が行くの?」という疑問は非常に正しく、実はこれまで市川雷蔵の映画は、現代ものの『ある殺し屋』シリーズ、『陸軍中野予備校』シリーズしか観ていなかったりする。確かに僕の中では、時代劇も西部劇と同様嫌いじゃないけど、機会があれば観るよ~~な、然程積極的とは言えないジャンルではある。でも、やっぱり機会があれば虫が出てこなくても、鮮血が迸らなくても、世界が滅びなくても、映画ならば観に行きたいくんだよ(笑)。

 つうわけで、市川雷蔵時代劇初体験(ウフッ!)となった『弁天小僧』は、雷蔵自身ののプロフィールとも重なる、歌舞伎狂言に材を取ったプログラム・ピクチャー。お小姓姿に女形の雷様素敵ぃ~なノリは、僕にとっては興味の範囲外だが、やっぱり映画スターだからこその華に満ちた存在感は、時代を超えての魅力なんだろうね。お話的には、ものすごくベタだけど、余分な描写はバッサリおとし90分以内の作品に収める節度が、映画が娯楽の王道だった時代の、消費されながらもきっちり楽しめるスタンスを示してますな。説明過剰な昨今の作品に慣れきったむきには、飛躍しすぎに感じられる部分もあるかもしれないけど、それがまた味なのである。

 なお、本作は11月下旬より“映画デビュー50周年記念企画 「艶麗」 市川雷蔵映画祭”として、主要作品41本上映の1本としてシネスイッチ銀座にて公開予定。個人的にも時間があえば、もう何本か試写に行こうと思っている。

 その後、先に書いた通り丸の内オアゾで余裕ぶっこいてたら、次の試写は猛混みで補助席になってしまった。でも、僕より後から来た人の中には、入場できなかった人もそこそこいたようなので、贅沢を言ったら怒られるってもんである。

 つうことで、午後3時半からTCC試写室で『菊花の香り-世界でいちばん愛されたひと-』タキコーポレーション=リベロ共同配給)を観る。僕の中での“韓流”って、意欲的な映画作品の波って捉え方なんだけど、多分大ブームの『冬ソナ』(観たことないっす-苦笑-)とか王道はこっちの世界なのかなぁ…な印象の女性向恋愛メロドラマ。悪い映画ではないと思うけど、主人公の番組を通じて語る想いとか、結婚後妻の方が番組への投稿を通じて語っていく件は、共感を持つよりも、パブリックな放送を自分達で使っていいご身分だね的なやっかみ系の感じの方が強いっす(苦笑)。なお、ヒロインのヒジェを演じたチャン・ジニョンは、『猟奇的な彼女』をもっとサバサバとドライにしたお姉さま(やっぱり年下だけど)って感じで悪くないっすね。彼女の他出演作品『オーバー・ザ・レインボウ』も、近々の日本公開が決まったようなので、こっちもちょっと楽しみではある。なお本作の公開は、10月16日より キネカ大森、池袋シネマロサ ほか全国順次ロードショーとのことだ。

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September 20, 2004

『シークレットウィンドウ』『ターンレフト ターンライト』

 9月13日、午後1時からSPE試写室で『シークレット ウィンドウ』(SPE配給)を観る。御存知スティーヴン・キングの短めの長篇『秘密の窓、秘密の庭』『ランゴリアーズ』所収)を、監督(作は日本で不遇なんだよね。マシスン原作の『STIR OF ECHOES』は完全に未公開、『トリガー・エフェクト』はビデオスルー。どっちも、個人的には大好きなんだけどね)としてよりはむしろ、『ジュラシック・パーク』等ブロックバスター系作品の脚本化として知られるデヴィッド・コープが映画化したものだ。

 開幕早々、だらしない部屋着にボサボサ寝癖頭で長椅子に横になっているジョニー・デップ演じる主人公モート・レイニーの姿に、いきなり感情移入してしまったですよ。勿論、僕はデップのような色男じゃないし、主人公のような売れっ子…どころか作家でもないわけだが、1日16時間の惰眠を貪るその姿は、人のふり見て我がふり直…したいけど直らないしぃみたいな親近感と同族嫌悪の波状攻撃だったよ(苦笑)。この連休中も、外に出ない分ここまで終わらせるぞと強く誓っていたにも関わらず、…以下自粛。勿論、原作及び映画での長時間の睡眠に関しては、単なる惰眠に留まらない意味があるわけだけど、そのあたりは本編観ながら探ってみてくれたまえ。

 作品の方は『ミザリィ』『ダークハーフ』に続く、作家の恐怖シリーズ第3弾的な内容だが、恐怖と不安の要因として創作と共に、日常生活での焦燥や喪失感も盛り込んだことで、そこそこ普遍的なサスペンスを味わえる作品になってますな。なお、個人的には原作が好きな作家の場合は、読んでから観る派の自分だが、この原作はハードカバー版出版直後に購入してあったものの、持ち歩くには不便だったのでずっと積読状態だった。で、試写前日になってから慌てて引っ張り出してきて読み始めたが、結局試写までには読了できずで、作品の後半1/3くらいは観てから読む状態になってしまったとさ。そしたら、比較的原作に忠実な本作だけど、この観るまで読んでなかった部分は原作とは異なる展開だったんですな。映像としてのショッキングな効果という点では、真相が判明する衝撃場面はなかなか効果的。ただ、観(読)終わってから、じわじわと効いてくるという点では、原作の方が強い印象を残すかな。キングの映画化作品としては、特別に突出してるわけではないと思うけど、まずは楽しめる水準作か。

 なお、どうでもいい小ネタとして、主人公の別居中の妻の恋人テッドを演じているのは、『ダーク・ハーフ』の映画版で作家サッド・ボーモント=ジョージ・スタークを演じていたティモシー・ハットンだ。勿論、本作のクライマックスで雀の群れが乱舞することはないので、あしからず(笑)。なお公開は、10月16日より日比谷素から座1他、全国東宝洋画系劇場にてロードショーとのこと。

 その後ワーナー試写室に移動して、午後3時半から『ターンレフト ターンライト 向左走・向右走』(ワーナーブラザース配給)を観る。運命の恋人同士が、運命の悪戯故にひたすらすれ違いを繰り返すロマンチック・コメディで、なんでも原作の『君のいる場所』は世界13カ国でブームを巻き起こした大人のための絵本なんだとか。これを金城武、ジジ・リョンという『君のいた永遠(とき)』コンビの主演で映画化したのは、『ザ・ミッション 非情の掟』のジョニー・トー、ワイ・カーファイのコンビだ。

 自分自身が本当に撮りたい作品(cf『ザ・ミッション~』『PTU』)のために、様々な分野の娯楽作品を多作するジョニー・トーにしとっては、おそらく本作もそんな本当に撮りたい作品を実現するために引き受けた作品の1本なんだろうね。ナル入ってる金城とか、思いっきり可愛いんだけど、純粋と言うよりは鈍臭い感が無きにしもあらずなジジ・リョンとか、メインの二人のキャラ描写には多少?なところもあるが、画に描いたような運命のいたずらを衒わずに正攻法で描いた作りは結構好感度が高い。特にここまでやるかの災いが、見事に転じてハッピーエンドの幸福感と完成度はなかなかのもの。また、主人公二人をひたすら引っ掻き回し、ライバル&コメディ・リリーフとしての存在感溢れるテリー・クワン、エドマンド・チャンの二人の演技も爆笑もの。

 ワーナーが中国映画圏と本格タッグを組んだ本作、またまたどうでもいい小ネタとしては、テレビの音声に怖がりのヒロインが怯える件で、テレビに映っているのは解散決定(爆!)トワーニの第1弾『さくや 妖怪伝』の土蜘蛛の女王・松坂慶子だったよ。作品の好き嫌いは兎も角として、同じく共同プロジェクト繋がりとしても、なんか不吉なんでないかい(笑)。そんな、不吉さを吹き飛ばすべく、一般的なデートムービーとしては最適な作品だと強調しておきます。なお、公開は10月30日より、シネマミラノにてロードショーとのこと。

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September 18, 2004

『キャットウーマン』『アラモ』

 8月19日、夜。丸の内ルーブルで『キャットウーマン』(ワーナーブラザース配給)の完成披露試写を観る。6時半開場のところを、6時10分くらいに劇場についたら、既に会場済みで一瞬焦るも、その時点では、まだまだ席は余裕だったので一安心(最終的にはほぼ、満席)。やっぱりいつもの如くで、鷲巣さん神武さん飯塚さんらと一緒になったのは大笑い。

 今さら説明不要だとは思うけど『キャットウーマン』『バットマン』のライバルキャラの一人、キャットウーマンをピンに持ってきたスピンオフ大作。いや、最初に監督がスタイルオンリー見かけ倒しな『ヴィドック』のピトフだと聞いた日にゃ、内心ではあんまり期待はしてなかったのだが、ストレートにコミック・ヒロイン譚を語ってみせる本作は、嬉しいことにそんな予測を裏切ってくれる楽しさだったよ。マスク有りストーム…じゃなかった、タイトルロールはハル・ベリーが演じている。まぁ、個人的な趣味で言うとダークでフェチなミシェル・ファイファー版キャットウーマンが一番好きだったりはするのだが、ダークさはないけれど善悪の境を軽々と越境しつつ、ニャオ~ン、ゴメンナサイネ(爆!)なノリのハル・ベリーは、思った以上によかったよ。四つん這いポーズは、マジたまらん!まぁ、個人的に本当に萌えたのはむしろ、ゴスとは言わないまでもドンくささ爆発のペイシェスの時だけどな。スパイダーマンやデアデビルのように、空中を縦横無尽に飛び回るような派手さはないけれど、CGIが加味された格闘アクションと猫娘ぶりは見応え有り。なお、公開はこの秋に、丸の内ルーブルほか全国ロードショーだが、それに先立って東京ファンタ2004のオープニング作品として、10月15日に上映されるので逸早く観たい方は、参加してみてはいかが?

「飛行機事故の話を聞いたことがるか?国連のお偉いさんをいっぱい乗せた飛行機が、大西洋をニューヨークに向って飛んでたんだ。すると洋上ど真ん中で、エンジントラブルが発生し、機体はグングン高度を下げ始めた。荷物も座席も放りだしたが、それでも重すぎて降下は止まらない。するとフランス人がフランス万歳!と叫んで飛び降りた。次に英国人が、女王万歳!と叫び敢然と飛び降りた。だが降下は未だ止まらない。するとアメリカ代表のテキサス男が叫んだ。アラモを忘れるな!そしてメキシコ人を突き落としたんだ」

 長々と引用してしまったのは、監督・脚本ジョン・ランディスによる『狼男アメリカン』の冒頭部分の冗句である。ぢつは僕が“アラモ”と聞いて先ず思い出すのは、ジョン・ウェインじゃなくて、この一節なんだよね(苦笑)。つうことで、時間は一気にワープして9月7日、午後1時よりブエナ・ビスタ試写室で『アラモ』(ブエナ・ビスタ配給)の試写を観る。つうわけで、原典は未見(もしくは、小さい頃観ててもそれと記憶してはいない)の自分にはオリジナルとの比較は出来ないのだが、西部劇の要素を残しつつも映画の語り口は歴史メロドラマといった感じ。感触としては、この春公開された『コールドマウンテン』に近い感じか。最も、女性ドラマが中心だった『コールド~』に比し、こっちは女気の薄い漢気ドラマになってるけどね。理想主義温室育ちのトラヴィス中佐(パトリック・ウィルソン)と、叩き上げのジム・ボゥイ(ジェイソン・パトリック)の確執が、トラヴィス自らの行動を持ってジムに認めさせる件は、英雄譚としての高揚感に満ちている。また伝説の男、デイヴィ・クロケット(ビリー・ボブ・ソーントン)も砦に現れた時には、状況を把握しておらずでとんだ見掛け倒し野郎か?と思わせておいて、メキシコとの戦闘が始れば、見事な戦略と銃撃、そして戦の中で音楽を奏でるなど粋でひょうきんな姿が実に魅力的だ。本作一番の儲け役だね。内容面以外では、乾燥した空気の中での不毛な戦いを的確に捉えたディーン・セムラーの撮影と、CGIも交えて描かれたスペクタクル場面の画面設計に興奮させられた。ついにアラモ砦の守りが破られ、メキシコ兵が夜闇の中をなだれこむ様を俯瞰でみせる場面は、『スターシップトルーパーズ2』の包囲網場面を髣髴させる…ってのは、本末転倒か(笑)。勿論そのイメージの原典は、本作のオリジナル版にあるのだろうからね。なお、公開は9月25日より、丸の内ルーブル他全国ロードショー!…ってことで、今回は奇しくも今後の丸の内ルーブル系シリーズだったよ。

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September 17, 2004

『春夏秋冬そして春』『援助交際撲滅運動 地獄変』

 8月19日…どんな日だったっけ?まぁ、いいや(爆!)。午後1時より松竹試写室で『春夏秋冬そして春』(SPO配給)を観る。深山の湖水に浮かぶ小さな庵を舞台に、一人の幼子が、少年・青年・中年そして壮年へと至る姿が、タイトル通り季節の移り変わりと重なって描かれるドラマである。水に囲まれた庵という舞台設定は、同じくキム・ギドク監督『魚と寝る女』を思わせるけど、お話及び仏教的なバックグラウンドがそこはかとなく、地味っぽいでしょ。ぢつは僕も観る前には、いい映画でも眠ちゃうんじゃないかなぁ…と思ったのは、本音である(苦笑)。でも、だからこそあらためて強調しておこう。これは静かながらも、観る者の心を強くうつ優れた映画だと。人工に対する自然、荒々しく剥き出しの情念に対する救いと、一部の女性層からはかなり手厳しい反応があったようだけど、個人的にはすっごく胸をうたれた監督の前作『悪い男』とは、一見正反対のように思える作品だが、実はそれらは作品内での比重の差であって、基本線としての人を見つめる眼差しの鋭さと優しさは、どちらも共通するものだ。悟りを求めても、人はそうそう悟れるものではないという、逆説的な悟りが、あらたに巡った春でしみじみと胸にしみるですよ。

 なお冬パートで中年になった主人公を演じているのは、監督のキム・ギドクご本人。本人は、あくまで冬パートの主人公は季節と風景と語っているようだが、朴訥で真摯な姿は、丁度1年程前、東京フィルメックスへの参加及び前作『悪い男』のプロモーションで来日した際、合同インタビューさせてもらった時の印象まんまだった。その時の話では、33歳で『羊たちの沈黙』を観るまで、映画を観たことがなかったというギドク監督だが、この作品ごとのふれ幅の大きさはやはりただ者じゃないと思う。必見のお薦め作だ。なお、公開は10月30日(土)より、Bunkamuraル・シネマにてロードショー公開。

 その後、午後3時半からTCC試写室で『援助交際撲滅運動 地獄変』(オムロ配給)を観る。いやぁ、『春夏秋冬~』の静かなる感動を完璧にぶち壊されたよ(爆笑)。まぁ、これはこれで楽しいけどね。01年の前作は、お話的には山本英夫&こしばてつやの原作にほぼ忠実…つまり、援撲おやぢクニさんもラストで散ってしまっているのだが、演じていたのが怪優エンケン云うことで、そのパワフルさ故にそんな事実は無かったよとシラを切った…もとへ新たなお話として語りなおしたニューヴァージョンって位置付けなのかな?

 今回は、エロエロ男爵様たちが集う変態風俗サロンが舞台。そこを一晩500万円で借り切った男がいた。チョロイ仕事と、サービスに臨むコギャルだったが、相手は勿論伝説の援撲おやぢクニさんだった!つうお話ね。

 いやまぁ、結局館のオーナーとかもグルで、コギャルたちにはお金は入らんみたいだけど、500万円も用意するなんて、それって援撲ちゃうんじゃないの?物語の大半が出口を封鎖された変態の館で、クニさんがコギャルを順番に痴祭りにあげて行くという展開は、言わばホラーの王道的枠組みであり、そのあたりは脚本を担当した豊島圭介のジャンルへの偏愛ぶりが垣間見られて楽しい。だけど、ビザール・エロ・ホラーとして突き進むかと言えばそうはならないのは、ホラーをそこそこ撮ってるのにホラーが好きじゃないことを公言(つまりお仕事なのね、愛がねぇのよ!愛が!)している鈴木浩介監督の資質か、エンケンの暴走ぶり故か…って勿論後者だろうな。現場ではほとんどアドリブの連発だったらしいが、野菜を抱えて、白パンツ!爺ちゃん!と叫び梅ちゃんさながらに歌い踊る艶姿には、もうエンケン・ファンなら失禁ものだろう!逆に言うと、様々な邦画のちょっとした役でも、思いっきり画面をさらっちゃうエンケンの存在感が苦手な方は、ずぇ~~ったいに観ない方がいい(爆笑)。因みに一度お仕事でお会いした時の印象で言えば、エンケンさんってパワフルだけど真はすっげぇ真面目な方でしよ。

 援交ギャルのリーダー格で、かつてクニさんと因縁のあったアオイ役は、AVアイドル(…んんですか?よう知らん)の蒼井そら。格ゲー美少女ヒロインもどきのコスプレ・バトルもあり。でもなぁ、やっぱエンケン向うに回すには線が細い…つうか、コギャルどもは今となっては記憶の中で誰一人区別がつかないぞ。

 それと、本編とはほとんど関係無い内輪ネタですが、冒頭目隠しをされた状態でマイクロバスで変態の館に案内されるエロエロ男爵ご一行のうち、一番後ろに座っている方の正面から向って左側はの髪を後ろで束ねているのがこの方中央茶髪気味でなるべく顔を隠そうとしている小心者さんはこの方右側で以後のシーンでも一番嬉々としているのはこの方です。お知りあいの方は、要チェック(爆笑)。

 なお公開は、10月2日(土)より渋谷アップリンクファクトリーにてレイトショーとのこと。初日舞台挨拶開催予定あり。ちゃんと、3人のエキストラさんにも自費で、舞台挨拶に乱入して欲しいなぁ。僕はいかないけど(まさに、外道!)。

 長くなったので、この日3本目は次記事にします。

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September 16, 2004

石原豪人展に興奮!

 試写の合い間にシリーズ、その2です。いや試写ネタの方も、多分次くらいから、遡って書くつもりでおりますので(苦笑)。

 先日比呂さん宅にうかがった時に、「面白いものやってるよ!」と教えてもらった美術展を覗きに、弥生美術館に行ってみた。美術展に行くなんて、学生の頃に変な絵が見たい!(失礼なヤツ>自分)って、シュールレアリスム系のを時々覗いて以来かもしれない。弥生美術館は、東大弥生門の気持坂を下ったあたりほぼ正面。ちょっと見だと、見落しそうな小さな建物だけど、落ち着いたたたずまいがいい感じ。だけど、PHSカメラじゃ、感覚的には木洩れ日…って感じの陽射しでも強すぎるようで、何がなにやらわからなくなってしまいましたとさ。

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 今回見に行った企画は、“~虚構世界をリアルに描いた~石原豪人展”。つうことで、画像は左から、展覧会のチラシ、入場券(通常仕様故、企画との違和感がナイス-笑-)、企画展のプログラム的な内容でもある『石原豪人 「エロス」と「怪奇」を描いたイラストレーター』(中村圭子編・河出書房新社・¥1600(税別))。

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 最初に比呂さんから、「石原豪人展に行った」と聞かされた時は、正直誰それ?状態だったのだが、本を見せてもらったらパワフルかつ懐かしい怪奇絵巻が満載。少年雑誌のグラビアを飾り、子供の頃の僕達を夢中にさせ、今の自分のヲタクな生き方の原動力の一つであったことは間違いない、「大図解」の画を描いていた方だったのだ。こりゃ、行くしかないでしょ。

 企画展は、弥生美術館の1・2階フロアで行われており、1階は挿絵画家時代、少女雑誌、少年誌大図解、怪獣画、幽霊画みたいな括り。必ずしも原画展示の数は多くはないけれど、ザラ紙に印刷された現物での展示も、4Cカラーでは逆に表現しづらい2C印刷の荒々しさや時代を感じさせる焼け具合が、僕たちの好奇心を思いっきり刺激してくれたいかがわしさみたいなものが、ダイレクトに伝わってきていい感じだね。

 潰れた目から光線を出す巨人獣、ミノタウルスの如くがっしりとしたボディのワニ男。スクリーンでは、片や光線を出さないし、片やスリム…ちゅうかのっぺりしたボディなんだけど、構図と描き込みでそんな現実をはるかに上回るほどの存在感。それと、基本となるおどろおどろしい怪奇趣味が最高。『キングコングの逆襲』をモチーフにした、冷凍砲を発射する戦車対コングなんかも、キャプションが無ければ全く別の作品だよ。なかでも気になってしょうがないのが、『血の沼のよび声』と題された画物語の挿絵。これは原画が展示されていたんだけれど、三つ首大亀に襲われて(祟りか?)カメ人間になっちゃう少年の話しみたい。これは全く見た覚えがないものだったけど、きっとリアルタイムに見てたらトラウマもんだっただろうな。

 2階は虚構世界、セクシー系、晩年の作品みたいな感じ。虚構世界の火山で消えた町とか、氷河期ものとか、絶対当時に読んでた気がする。その1枚の画をもとに、様々な地獄絵図に想いを巡らし、暗澹たる気持に陶然としたものだよね。あぁ、僕たちパニック世代だもんなぁ。

 晩年の作品も、本邦未公開エロ版『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』ライクな『Please,Don't eat my mothere』なんて映画も題材にしていたりと、様々な作品を描いてたですね。全然知りませんでしたよ。まとめて見れて、満足度高し。ジャンル系ファン&同世代人なら、こりゃ必見の企画でしょう。教えてくれて感謝でした>比呂さん。

 なお、“~虚構世界をリアルに描いた~石原豪人展”は9月26日までの開催なんで、都合のつきそうなジャンル系ファン&同世代人は、是非この機会に。時間的、距離的に会場までは行けないけど興味がある…って方は、前述の『石原豪人 「エロス」と「怪奇」を描いたイラストレーター』を購入するよろし(amazonでも買えるしね)。

 因みに、弥生美術館の次回企画展は、“南洋一郎と挿し絵画家展-密林冒険小説から怪盗ルパン全集まで~”と、これまた期待できそうっすね。こちらは9月30日から12月25日まで(上京なんぞどうっすか>印度さん(笑))。

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September 15, 2004

丸の内OAZOの丸善

 試写の合間に、丸の内オアゾ内に開店した丸善・丸の内本店を覗いてみる。

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 流石に東京駅大型書店戦争!みたいな鳴り物入りでの開店翌日らしく、店内は平日でもかなりの混雑。

 映画関連書籍コーナーには、今は亡きホラー映画雑誌“スケアード”の1~4号が揃っていた。“Book Museum”コンセプトは伊達じゃないとの意志表明だろうか(笑)。

 それにしても、まだ取次在庫残ってたんだぁ…。ちょっと感動かも(笑)…なんて思いつつ帰宅してから、版元であるABC出版のサイトを見たら、在庫僅少ながらちゃんと取り扱われていたようですな。亡きじゃないじゃん(爆!)。失礼しました>関係者各位。

 なお、本日の収穫は、丸善とは全然関係無く、秋葉のリバティで購入したトラマンDVD『恍惚の悪魔 アカサヴァ』3.129k…ちょっと、微妙だったかも。ジェス・フランコは、どうも見通せずに終わることが多いようで…なのに何故か、家にもそこそこあるんだよなぁ。

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September 14, 2004

【告知】『完全なる殺意 赤い殺意』初日舞台挨拶開催!

 先日取材したつのだじろう氏のインタビュー原稿を、今朝入稿。その後崩れるように、ソファベッドでモート・レイニー状態(判るかな?)に陥って、ふと気づいたらもう今日も終わろうとしてますな(苦笑)。

 つうことで、すんません。『イノセンス』のDVDが届いたり(苦笑)、前述原稿関連の追加があったりで、今は映画の感想を書いてる余裕がないので、今週末初日作品の舞台挨拶を告知しておこう。

『完全なる殺意 赤い殺意』(配給:アートポート)
2004年9月18日より新宿武蔵野館にてレイトロードショー!

 『完全なる飼育』シリーズの第6段にあたる最新作。正直、初作を除いた劇場公開作品4本については、個人的にあまり面白いとは思わなかったんだけど、以前ここでも書いたように、この第7弾は一見の価値のある面白さ。安易なストックホルム・シンドロームに流されてないという点でも好感が持てますな。

 9月18日の初日上映前には、本作が7年ぶりの新作となった若松孝二監督、ヒロインを初々しくも体当たりで熱演した伊東美華、奇妙な関係に紛れ込むヘタレ野郎役・大沢樹生、久々に怪・快演が爆発の佐野史朗による舞台挨拶も開催されるそうです。是非、劇場へ!

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September 13, 2004

東京ファンタ2004のチケット無事Get!

 11日から発売になった東京国際ファンタスティック映画祭2004の前売券だが、17日の『機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-』は、発売直後速攻ソールド・アウトの激しい争奪戦になったようですな。ガンダム・ファン(…と一概に括っていいのかどうか、よう判らんが…)の熱気は、相変わらず凄いようですね。でも、これは僕にとってはどっちでもいい世界だったし、慌てずに席取れる範囲の作品でいいや…と、発売日には自分で動かず(でも、NALUちゃんの購入時に、一緒に買ってもらって1枚Get!)。んで、日曜日に比呂さん宅に向う前に、それ以外の気になる分を求めてぴあステーション ちけっとぽーと銀座店へ。とりあえず、予定通りのものが無事押さえられた。つうことで、今年のメインビジュアル(チラシ)&げとしたチケットっす。

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 上からNALUちゃんに押さえてもらった15日の“激突!!亜細亜颱風 韓流VSタイ道”は、祝!イム・イウンギョン来日っうことで、萌えてます(笑)。くれぐれも、ドタキャンは無しにしてね(…って、実はあんまり信用しないようにはしてるのだが-苦笑-)。んで、翌16日の『鉄人28号 インターナショナル・ヴァージョン』“恐怖!恒例!プレミアムホラーナイト 20周年特別版”が、日曜に押さえた分。指定席のオールナイトの方は、わりと望みどおりの位置がとれたし準備万端かな。

 …んで、何故か前売券がもう1枚ある。こちらは何かといったなら、昨年の東京ファンタでの上映作品を含む『悪魔の刑事まつり』なのであった(笑)。ホントにホラー・ネタなのかどうかはよう知らんが、まぁ何らかの出会いか発見があることを期待するっす。

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September 12, 2004

をたくな御宅(改)

 結局、モブログで複数画像をあげると、どうにも思い通りの画像配列にならないのが玉に傷。結局帰宅してからの修正ついでに、もう2点ほど画像も追加っす(笑)。

 先日、酒飲ましたPCのメンテで比呂さん宅に行ってました。一生懸命僕のPCをチェックしてくれている比呂さんを尻目に、相変わらず勝手知ったる他人の家を満喫しつつ、部屋のそこここに配置された、をたく心をそそられる変なものを勝手に紹介してみた!

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 牙吉の河童(さくやだっけ?いずれにしても撮影用のほんもん)。これは、かなり羨ましい…

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 円谷二足歩行獣シリーズ。左端のリトラが欠けてしまったが、鳥類なんでご容赦を。

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 ハリーハウゼン印のコマドリ四足獣VSやっぱり円谷印着ぐるみ四足獣

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 食玩、フィギュア、お人形が並んでいる一角のジャックとジェニー(ちゃんなの?お人形のことは門外漢なのでよー知らん)。ガラス棚で、スカートの中もばっちりなあたりに、比呂さんの品性…もとへこだわりが感じられますな。

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 んな、失礼かつ勝手なことをしてたにも関わらず、用意してくれたイラン産キャビア。値段を聞いて、もう別世界な代物でしたが、おいしゅうございました。

 つうことで、どうも御世話さまでした>比呂さん。

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September 11, 2004

「ホラー番長」!『月猫に蜜の弾丸(たま)』『運命人間』

 う~~みゅ、予想していたことではあるが、流石に1ヶ月近くたってしまうと(自爆)、記憶が曖昧だなぁ…。でも、“映画は戦場だ!”を旗印に掲げた企画の作品が、そう易々と印象が薄くなるものはどうかと思うのだが(苦笑)。

 というわけで、8月16日に観た2本の“ホラー番長シリーズ”(ユーロスペース配給)についてである。監修者の高橋洋曰く「この胸がざわめく感じ、もう一度――」ということなのだが、はてさて!?

 『月猫に蜜の弾丸(たま)』は、プロの刺客ばかりの感のある(まぁ、清水崇の場合は、実際美学校の生徒だったわけだけど、最早あれだけ作品撮ってるとね)ホラー番長の中では、本作の港博之は美術として数作に関わり、本作が長篇監督デビューとのことなので唯一若手の刺客らしくはあるのかな。惹句は“ギャングvs化け猫!奇想天外な怪談フィルムノワール!!”ってことで、鈴木清順か大和屋竺かみたいな無国籍っぽい犯罪ドラマに化け猫譚がミックスされたもの。仕事を依頼された人形師と、依頼主である組織の男の恋人との恋を描く物語は、案外泣けるし今風にアレンジされた猫じゃらしの場面も、幸福感に満ちていて嫌いじゃない…つうかむしろ好きだが、ちょっと待て!胸がざわめかないんですけど…。その点では、“ホラー番長”ってどうよ。ラストカットは幸せだけど、ちとぞぞっとさせてくれたようなくれないような微妙な線だが、ここは見せ方としては、普通に今風心霊ホラーっぽいから新味はないかな。

 もう1本『運命人間』は、予言者を自称する男から、不吉な言葉を投げかけられた主人公に、その予言どおりの出来事がふりかかり…という奇譚系ホラー。主人公が追い詰められ、自ら予言どおりに動こうとしてしまうあたりは、ちょっとざわっときたかな?言葉のイメージが、空耳アワー的に増殖して行く展開は本作の監督である西山洋一監督自身の以前の短編『桶屋』と通じるパターンだが、ことわざを視覚化するギャグ篇だった『桶屋』とは違い、現代の不条理物語という土壌で、うまく処理しているのは好印象。しかし、クライマックス以降の展開は残念ながら笑えないギャグ作品で、やっぱり新たな回路からホラーを呼び起こす以前として、そもそもこれホラーじゃないよな。

 そんな感じで、4本中3作品を観て、それぞれ面白いと思える部分もあったけど、それらってホラーとしての楽しさではなかった気がする。言い方悪いかもしれないけど、新たなホラーの模索という部分で力を入れすぎて自家中毒に陥った感じかな。とりあえず、個人的には試写に行きそこなった『稀人』が最後の希望…ってところかな。なお、公開は、10月上旬よりユーロスペースにて公開とのこと。

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September 10, 2004

ミクシィに登録

 8月頭くらいから、牛歩の如くペースで進めていたお仕事が、昨日の昼前に追加分含めて漸く全部入稿できた。ここ暫くは、新作ジャンル系作品の試写の見逃しも多かったし、今年の夏は、これだけで終わったみたいな感じだなぁ(苦笑)。

 その間に未見のDVDの方も、新譜で届いた『ホワイト・バッファロー』とか、ヤフオク落札のもろもろのブツとか、ますます増殖中。そうそう、字幕版ビデオは元々持ってたし、好きな作品じゃないんで本編を見返すつもりは毛頭無いのだが(笑)、予告編欲しさに1Kで落札したMEDIA BLASTERS版の『人間解剖島 ドクター・ブッチャー』には、収録タイトル以外にも4本のユーロ・ホラーの予告編が入っていたのがとっても嬉しい。いや、4本中3本は既に持ってるものだったんだけど、残り1本が国内版DVD未発売の『ビヨンド・ザ・ダークネス 屍肉の愛』だっただけでも、個人的には1K以上の価値があったというものである。でも、同様のスタンスでやはり同じ出品者から1Kで落とした『ミイラ転生 死霊の墓』は、犯罪映画らしい予告編が入っていただけで『ミイラ~』自体の予告は収録されてないでやがんの。がっかりっす。1勝1敗ってとこか(苦笑)。

 比呂さんの御紹介で、先ほどミクシィの方にも登録してみた。色々やりだすとキリがなくなりそうなので、とりあえず日記の方だけこのBlogを参照するようにする。そちらから、覗かれてる皆様にはあらためましてよろしくお願いします。ミクシィ側のプロフィール等もは徐々にアップして行きますので、とりあえずはこちらをご覧くださいましm(__)m。

 つうことで、これからはまたまた(果たして何度目だ?)更新ペースを戻していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします>ALL。本日はこの後、映画『予言』の原作者、つのだじろう氏の取材に行くです!

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September 07, 2004

享年11ヶ月…か!?(泣)

 いやぁ、まぢで洒落になりません。

 ディレイラーの調子が悪いと、さっき報告したマイ・プジョーですが、瀕死の重態であることが判明。その一例…

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 インナーギアの歯が折れてなくなってます(号泣)。普通はこれが折れる前に、チェーンが切れる方が先らしいぞ。チャリ・ショップのご主人も、こんな例は見たことがないとのこと。他にも、 問題個所多々あり。つうことで、診断は雑な乗り&酷使のし過ぎ(苦笑)。

 あぁ、どうしよう…。そのうち、ステップアップさせた機種に買い換えたいなぁ…との思いはあったんだけど、いかんせん早過ぎで今はそんな予算はないもんね。結局逡巡したあげく、新車購入時の1/3くらいの予算(…でも痛いけど、しょうがない)で、壊れた部品、消耗した部品のオーバー・ホールをしてもらうことにした。週末くらいまでには、ゾンビの如く(爆)甦ってくれる予定。

 んなわけで、足も無いし、時間の無い追加が入ったしで、結局水・木も引き篭もりに逆戻りっす。

 因みに今日(追加で直してるんで、もう昨日だが)20日ぶりくらいのスクリーン鑑賞となったのは『アラモ』です。こっちの紹介は、また後ほど(…信じてないかもしれないけど、その気はあるんですよ、ホント(苦笑))。

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享年10ヶ月?

 チャリのロックがお亡くなりになりました。鍵を挿しても回りません。そうそう、どうでもいいけど、キーホルダーは、チュパカパブラね(笑)。享年多分10ヶ月くらい。御冥福をお祈りいたします…前に、これから2時間半、停めておくのにどうすりゃいいんだ?!

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 えぇ、以前買った予備のロックは、勿論家に置きっぱなしですとも。しょうがないから、またまたドンキで購入だよ(苦笑)。

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 さらに、試写が終わって、チャリ漕ぎ出したら、ディレイラーの調子もなんかよくなかったりして、なんだか厄日な気分っす。

 まぁ、この後会うのが、チャリ買ったところの人なのが、不幸中の幸いでしょうか(笑)…つうか、すっげぇ不幸だったよ(泣)。

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September 05, 2004

8話にして…

 『スティーヴン・キングのキングダム・ホスピタル』観忘れました。う~む、昨日字幕版見損なった直後に、お友だちから電話でされた忠告聞いて録画しとくべきだったかなぁ…。でも、逆に録画しちゃったら、それで満足して観ずに終りになりそうだと思ったんだって。

 でもこうなると、きっと全話放映が終わってから、あらためて全話揃えるまで観ないんだろうな。

 そんなこんなで、更新停まっちゃってすいません。一応なんとなく目処は立ったので、多分今週半ばには定期更新及び死者もとへ(…でもこっちの方があってるか)試写復活する予定ですので(苦笑)。

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September 01, 2004

9月の映画の日

 レインボー・ブリッジをチャリで渡って、シネマメディアージュで『シュレック』吹替え版、『スチームボーイ』、『ジャスティス 闇の迷宮』とはしごすれば、そんなに空き時間のロスも無く、完璧な映画の日になる!

…はずだったんだけど。あ~ぁ、窓の外は天気がいいぜ。くそ~!

 さて、続き頑張ろう。

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